最強の患者学
"糖尿病のある人生"をどう送るか?
もう、そのパラダイム(病気の進行表)はおおかた分かっています。
でも誰も教えてくれないので、自分で10年後の自分を『予知』して対処するしかありません。
ヘモグロビンA1c(エイ・ワン・シー)は次第に悪くなる
Hemoglobin A1c go up progressively
UKPDS. Diabetes 44:1249-1258. 1995どんな治療法でも、続けていれば少しづつA1cが悪くなることがUKPDSで分かりました。
この図を見て"がっかり"しましたか?
私は逆に"ほっと"した記憶があります。
なぜなら、A1cが次第に悪くなるのは自分の責任ではないことが証明されたからです。
薬が次第に効かなくなることも事実ですが、なによりもインスリンを分泌するベータ細胞が少しづつ減少しているためと考えられています。
「どうするかって?」 コンビネーション・セラピーが薦められています。作用の異なる薬、たとえばスルフォニル尿素剤(SU剤)とビグアナイド剤(メトフォルミン)を組み合わせるのです。
私はアマリールとアクトスでA1c6.5%を維持しています。
SU剤が少なければ低血糖も起こりませんし、体重増も心配ありません。
問題はただ一つ。日本の医師がコンビネーション・セラピーのデータをあまり持っていないことにあります。
(2002.7.19)
